京都では平安時代から、新年に、
一年の幸福と健康を願って
「大福茶」を飲む習慣があります。
その昔、京の都で疫病が大流行した際に
高僧が梅干しを入れたお茶を病人にふるまったところ、
疫病が下火になったそうです。
時の天皇がこの功徳にあやかり、毎年元旦に
このお茶を服されるようになり、「大福茶」という
縁起の良い名前へと変わり、今日まで伝えられています。
昨年末、奈良県立医科大学はお茶によって
新型コロナウイルスが不活化することを確認したと発表しました。
人への効果についてはまだ可能性の段階とした上で
「インフルエンザでお茶に含まれるカテキンの効果は
確認されており、同じような効果が期待される」としています。
新型コロナウイルス禍、
まだまだ先の見えない新年、
効能があるかはわかりませんが
古の故事に習ってまずは美味しいお茶を一服。
今年も心安らかに
美と健康を追求していきたいですね。
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